高齢者の身体の強張りを解消する方法

　これはこのブログを訪問してくださった方の検索ワードの一つです。
高齢者に限った話ではありませんが、身体が強張る（こわばる）のは冷えの影響が大きいのです。
冷えだけがこわばりの全ての原因ではありませんが、冷えの要素は必ず改善できる性格をもっております。
従って、冷えを改善したときに残っている症状を改善させる、という方針で治療すると効果が挙がりやすいのです。

さて、冷えの改善はどうすればよろしいのでしょうか？　
　冷え解消のためには湯たんぽが最強のアイテムです。
このブログで何度も取り上げておりますが、筋肉量の多い部位を加熱するのです。
大腿部前面・腹部・臀部・上腕伸筋側を加熱すると、効率よく身体が温まります。

　生姜が身体を温めるにはよい！という意見があります。
漢方薬を含めて、経口的に摂取するものでは腹部が温まる程度にしか変化しません。
四肢末端までは温度変化がほとんどないのです。
逆に言えば、生姜などで温まる冷えは大したことがありません。

湯たんぽも使えばいいのではありません。
上述の部位をしっかり加熱する必要があるのですが、冷えの程度が悪い場合には湯たんぽのお湯はすぐにぬるくなります。
そのため、3〜4時間に一度お湯を沸かし直して、熱い湯たんぽで身体を加熱する必要があります。

　就寝時に湯たんぽを使うだけでは不十分で、冷えの程度の悪い方では起床時から湯たんぽを使い、身体に熱の貯金をい増やす必要がある場合すらあるのです。

　青山・まだらめクリニック　自律神経免疫治療研究所　http://www.dr-madarame.com