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乳癌手術後10年経過した患者さんの話 [病態]

 10年前に乳癌の温存手術を受けた患者さんが受診されました。
乳癌の再発・転移を心配されたのではありませんでした。
温存手術後に肩や首のこりがひどくなって、年々増悪しているのだそうです。
手術してくれた外科の医師に聴いても、手術後にそんなことが出てくることは聴いたことがない、として取り合ってくれないそうでした。
やむを得ず受診した整形外科も役にたたず、途方にくれていたそうです。
右の乳房の温存手術後から右上肢や側胸部を含め、肩や首のこりが辛くなったそうです。

 身体を拝見すると、冷えてました!
まず、湯たんぽを使って身体を加熱・保温することを勧めました。
肩や首に限らず、背中や肩甲骨付近などに筋肉の異常なこりがたくさんありました。
これらの筋肉の異常なこりを改善させれば、快適な生活ができるようになるでしょう。

 再診の日から、刺絡(自律神経免疫治療)と気診治療の組み合わせで治療を開始しました。
井穴刺絡を行っただけで、肩のこりが軽減したのが実感できたようです。
第3診目には、綿花を利用した間接灸を併用しております。
極端な言い方をすれば、全身の筋肉がこりこりに凝っておりますので、自分でも治療出来る手段を身につけると便利だと思います。
そのために、綿花を利用した間接灸を覚えていただきたいのです。

 受診できない日でも、肩こりで苦しむ頻度が減れば助かります。

 綿花を利用した間接灸は気持ちがよかったそうです。

 青山・まだらめクリニック 自律神経免疫治療研究所 http://www.dr-madarame.com
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