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むずむず脚症候群の患者さんが受診されました。 [病態]

 むずむず脚症候群の患者さんが受診されました。
これまでに数人のこの病気の患者さんを拝見しました。
みなさん身体の冷えがありました。
特に上半身はのぼせ感が強いのですが、下半身は自覚的にも冷えておりました。
下半身に血液を送り出すために、いつも脚を動かさざるを得ない状況にあったのでした。

 身体の冷えの改善を試みつつ、刺絡と気診治療の組み合わせで筋肉の異常なこりをほぐす方向の治療を行うと、改善してくるのでした。

 今回受診された患者さんは50歳台の男性。
数年前からむずむず脚の症状に悩まされていたそうです。
なんとかだましだまし仕事をしてきたそうですが、それも限界に近くなっていると感じていらっしゃいます。
 身体を拝見すると、手掌は温度が高くほてりを疑わせます。
上腕の伸筋側や三角筋付近は温度が低く、手掌には血液が流れ込むのですが、流入した血液が手掌に貯まった状態を疑わせます。
顔面も赤みが強く、手掌と同じく血液が貯留している状態を疑います。
下半身は冷たく、血液の流入が少ないことを示唆します。
大腿部や背中などに筋肉の異常なこりが多発しております。

顔面・手掌に血液が貯まりすぎるくらい貯まり、そのために下半身に流れる血液が不足した状態と考えられます。
このまま放置すれば、不都合なことが起こります。
そのため、血液をこれまで以上に流すためについつい脚をむずむずと動かすようになるのです。
むずむずするのは運動の一種なのです。
これがむずむず脚症候群の症状が発生する理由なのです。
つまり無意識の中で、身体にとって必要なことをしているのです。

原因を解決すれば、むずむずは改善するでしょう!
身体の冷えを改善しつつ、刺絡と気診治療の組み合わせで筋肉の異常なこりを改善させてやれば
身体のスミズミまでくまなく血液が流れやすくなり、むずむずする必要がなくなります。

 青山・まだらめクリニック 自律神経免疫治療研究所 http://www.dr-madarame.com
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