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乳癌手術後9年目で脳転移を来した患者さんの話 [具体的な症例]

 右乳癌の手術後9年目にして、脳転移を発見された患者さんが受診されました。
定期的に検査を受け、画像診断では9年間再発・転移はなかったのです。
しかし、局所再発こそしていないのですが脳転移が発見されたのです。
台風の接近とともに体調が悪くなり、食事が摂れなくなり、脱水状態で入院した際に発見されたのでした。

脳転移は放置すると確実に命取りになります。
放射線治療を始めたのですが、だるくてだるくてどうしようもない状態で受診されました。
診察させていただくと、身体は冷えきっておりました。
 湯たんぽで温めると、非常に快適に感じるのでした。
あまりにも冷え過ぎて内臓に十分な血液が流れなくなり、胃腸の動きまで低下しているので食欲がでないのです。
ある程度そのような状態が続いたので、脱水状態にまで至ったのでしょう。

 治療の時間を長く取っていただいて、綿花を利用した間接灸と気診治療の組合わせで治療を開始しました。
目立ったのは首から背中と腰の筋肉の異常なこりでした。
そのこりをほぐす、最新の治療を行ないました。
急速に体調は改善してきました。

放射線治療の副作用は一切ない状態で放射線治療が終わりました。
皮膚炎を起こす可能性が高いようですが、それも全くみられずにどんどん体調がよくなる状況で放射線治療が終わりました。

 今後、体調がよい状態を続ける必要がありますので、治療を受けるとよろしいと思います。
また、治療の頻度を増やすために自分自身でもお灸が出来るようになって欲しいところです。

 青山・まだらめクリニック 自律神経免疫治療研究所 http://www.dr-madarame.com

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