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卵巣癌の患者さんの話ー腹水の対処法 [治療法]

 卵巣癌は発見が難しく、発見された時は手遅れ状態のことが多いのです。
いくら手遅れといわれても、一縷の望みをかけて手術や抗癌剤に賭けるのです。

これまで受診された卵巣癌の患者さんは腹水のため、おなかがパンパンにはった状態で受診されたこともありました。
腹水の量が多くなると、今度は胸水まで貯まってくるのです。
そのため呼吸が出来なくなり、命取りになる可能性がでてくるのです。
そうなると困るので、やむを得ず腹水を抜いてしまうのです。
腹水の中には蛋白質が多いので、今度は低蛋白血症のために腹水が増えるという悪循環に陥るのです。

 当クリニックでの腹水の対処法としては二つあります。
まず、腹部を十分に温めることで腹部の循環血液量を増やします。
第二に筋肉の異常なこりを改善させて、貯まった腹水そのものは減らなくても、腹満感を軽減させます。
この二つの方法で対処するのですが、うまくいくときもあれば、うまくいかないときもあります。
特に腹部に綿花を利用した間接灸をたくさんすると、腹水によってむくみがでた腹膜の状態が改善できれば腹水が吸収される可能性が高くなるのです。

 多くの場合腹膜播種といって、腹膜全体に転移した状態になっていますので、厳しい状況であるのは確かです。
手をこまねいてみているだけではなく、苦しみを改善させるために治療を工夫しているのが当クリニックです。
骨盤内のうっ血を改善させるために、いろいろな工夫をしております。

 青山・まだらめクリニック 自律神経免疫治療研究所 http://www.dr-madarame.com
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