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期外収縮が多発している患者さんの治療 [具体的な症例]

 古い友人に会いました。
顔色が悪く、歩く姿勢も悪いのです。
要するにいかにも具合が悪そうにみえたのです。

 話を聴いたらなるほど、この1ヶ月間脈が とぶ のだそうです。
循環器内科で心電図をとったら、期外収縮が多発していたそうです。
心カテ経由の処置を受けることになったそうですが、それが待てない状況のようです。
確かに手首の脈は触れませんでした。

 猫背の程度が悪いので、背中をみるとバリバリに筋肉がこっています。
その反対の肋間筋が限局的にでしたが、通常みかけないほど広範囲にこっているのです。
そのこりを指でほぐすと相当に痛かったようですが、 顔色がよくなってきました。
脈も触れるようになりました。
 さらに首のスジを刺激すると、肩や首が楽になりました。

 ここまで筋肉がこっていたならば、眠れなかったでしょう。
現代医学では筋肉のこりのケアが欠如しています。
筋肉のこりで出てくる症状がいかに多いか!
筋肉のこりを改善させただけでよくなる症状がいかに多いか!
どの病院に行っても治らなかった症状が、極めて短時間で改善することがいかに多いか!
 筋肉の異常なこりを改善させるとこのようなことが起こるのです。

綿花を利用した間接灸ならばこれほど痛くはないのですが、モグサを使えない状況だったので指での刺激となりました。
肋間筋のこりが著しかったために、心臓に十分に血液が回らなくなったのでは?と考えました。
さらに首のスジを刺激して迷走神経の機能を賦活したために、期外収縮が改善したと考えました。
この考え方は一般的な考え方ではありませんが、可能性は高いと思います。

 青山・まだらめクリニック 自律神経免疫治療研究所 http://www.dr-madarame.com

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