湯たんぽの利用法 [その他]
湯たんぽというと、冬に使うものと信じている方が多いのです。
近年は夏は猛烈な暑さとなり、猛暑日という言葉までできてしまいました。
そのため、冷房なしでは暮らせない状況です。
冷房のために身体が冷えて不調になる事が多い時代になりました。
夏の冷えに苦しんでいる例が多いのです。
夏でも湯たんぽで身体を温める事が必要です。
暑がりの方と寒がりの方では、快適に感じる冷房の温度に違いがあるのが当然です。
暑がりの方の声が大きい事があり、寒がりにとっては寒すぎる事が多くなるようです。
やむを得ず、湯たんぽで自衛しましょう。
仕事をしている時はお尻を温めます。
だんだんに熱くなってきたら、お尻から離します。
ある程度時間が経過して、寒く感じたらまたお尻を湯たんぽにつけましょう。
汗をかくまでは温めない事です。
汗をかくと気化熱のために身体が冷えます。
1955年の阪神・淡路大震災、2011年の東日本大震災や今回の台風15号の千葉県の被害状況をみていると、電気・ガス・水の問題がでてきます。
千葉県の状況をみていると、電気のありがたみが判ります。
あれだけの規模の停電になると、個人の力では太刀打ちできないように思えます。
水の問題は、限度はありますが備蓄すれば何とかなります。
2回の大震災の時に問題になったのは、水が貰えるようになったときに、水を貯える容器が手許になかったことでした。
今回の千葉県の映像をみる限りでは、水の容器も配給しているようでした。
できれば被害に遭うかもしれない各自が用意した方が安全だと思えます。
湯たんぽは水筒と同じ働きをします。
災害にあった場合に、水の配給があっても水を貯える容器がない場合には湯たんぽを使いましょう。
2リットルの水が余計にあれば飲料水として使える水に加えて、身体の汗を拭いたり手を洗ったり清潔を保つことに使えます。
冬に台風が来る事はありませんが、上記の大震災はどちらも冬に発生しております。
保温のための暖房器具としても湯たんぽは役立ちます。
特に赤ちゃんのいる家庭では、赤ちゃんの命を守るのには水が大切です。
冬の災害で、赤ちゃんのオムツかぶれが起きたらどうしますか?
湯たんぽのお湯が力強い味方になるでしょう。
夏の災害でも湯たんぽに冷水や氷を入れて、熱中症の対策に活用できるのです。
今回のような千葉県では氷は入手できないかもしれませんが、水をいれた湯たんぽでも多少の対策にはなると思います。
このような湯たんぽの効能・効果が知られ始めて、いくつかの自治体で災害用に湯たんぽの備蓄が始まっております。
一般家庭でも災害対策用品としても、湯たんぽを考えてはいかがでしょうか?
台風15号のあと [季節]
千葉県を中心に大きな被害をもたらした台風15号が過ぎたら、猛烈な暑さです。
再び猛暑日が続きました。
暦の上では秋ですが、夏バテと同じような症状をもたらします。
食欲不振・めまい・疲労倦怠感・不眠などです。
秋バテともいいます。
これらは自律神経の乱れが原因です。
自律神経は自分の意思とは無関係なので、治せないとする考え方があります。
しかし、これは全く間違った考え方です。
自律神経が整った状態をマネすると、問題のない状況に導けるのです。
では具体的にはどうしたら自律神経が整った状況を導けるのでしょうか?
自律神経が乱れた状況では、全身に流れる血液がきちんと流れない状況になります。
最終的には内臓にちゃんと血液が流れない結果をもたらします。
シャワーだけでなく、肩までお湯につかる入浴でないといけません、と多くの識者はおっしゃいます。
この状態は単純な入浴では改善できません。
自律神経が乱れた方の身体を観察すると、温かい部位と冷たい部位が混在しているのです。
このような状態で入浴しても体の芯まで温まるのは無理です。
その前にのぼせてしまうのです。
ではどうしたらいいのでしょう?
湯たんぽの出番なのです。
なにしろ猛暑日のような日に沸騰したお湯の湯たんぽを使う必要はありません。
お風呂のお湯で湯たんぽをつくり、身体を温めるのです。
温める部位はこのブログで何度も取り上げてきましたので、他の記事を参照してください。
ある程度冷えている部位を温めて、お風呂のお湯と身体の温度差を少なくしてから入浴します。
こうして初めて体の芯まで温まるようになります。
しかし、この入浴法にも問題があります。
このような入浴では、湯上がりに大量に汗をかきます。
汗をかくと、気化熱のために身体が冷えます。
湯上がりのあと、1時間も汗がひかない、という経験をした方は沢山いらっしゃると思います。
湯上がりに汗をかかないためには、水をかぶってからお風呂を終えるのです。
内臓の温度はあげるが、体表面は冷やすのです。
そうすると汗腺が引締められて、汗はかきにくくなります。
猛暑日でも湯たんぽが必要なのです。