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お灸の話 [治療効果]

 いたずらっ子にはお灸を据えてその熱さを懲罰としていた時代がありました。
そのため、かつてのいたずらっ子には評判の悪い治療法です。

しかし、実際にお灸をしてみるとこんなにもよく治療法が廃れているのはおかしい、と思うのです。

いわゆる代替医療の効果が出にくい場合には、治療の頻度が問題になります。

そこに役立つのがお灸です。

お灸のやり方、治療法を学べば自宅でも治療の頻度を多くすることができます。

その結果、患者さん本人が苦しい自覚症状が改善しやすくなります。
さらにご本人が楽になるとご家族の負担が軽くなります。

お灸の場合、さらに財布の負担も軽くなる利点があります。 伝統医学でお灸というと、肌に直接据える直接灸とモグサと肌の間になにかしら介在する物を置いてお灸をする、間接灸に分類されます。

 所長が勧めるのは介在物のある、間接灸がほとんどです。

これまでは生姜やニンニクを介在物として利用することが多かったのですが、所長は消毒に利用する綿花を使います。
清潔であること、臭いがしないことが主たる狙いです。

 綿花を水で固絞りにして、モグサを強固に付着させます。

そして、マッチやライターで着火します。
綿花にモグサの熱が通るのには時間がかかります。
じわじわ身体に熱が入り、筋肉の異常な凝りやうっ血が改善してくるのです。

身体の状況により、刺激する部位が変わるのは当然のことです。
この方法でのお灸は、ヤケドする可能性はほとんど無くなったのです。

 肌に直接据える直接灸は冷えのひどい方、疲労倦怠感のひどい方に勧めることがあります。
皮膚の弱い部位では間違いなくお灸の痕ができます。

しかし、踵に直接お灸を据えても一時的にはヤケドをしますが、瘢痕といってお灸の痕がケロイド状に残るようなことはありません。
踵に一生懸命直接灸をしても、2週間程度一切お灸の刺激をしない状況を作ればもとの肌の状態に戻ります。

 瘢痕が残らないのはこの場所だけです。

お灸の効果については以前にも書き込みましたが、そのうちにまた書き込みます。
http://dr-madarame.com/



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