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悲しくないのに涙が止まらない [治療法]

 これはこのブログを訪問してくださった方の検索ワードの一つです。
悲しい時に涙がでますが、悲しくないのに涙がでるのはおかしなことです。

 実はこの症状は眼科の医師が困るのです。
ドライアイにも困るのですが、最悪の場合頻回に目薬をさせば何とかなるのがドライアイです。
涙が出過ぎるのは眼科医にとっては治し難い症状の一つです。

 かつて大学院でお世話になった恩師も、涙が止まらない症状で苦しんでおりました。
眼科では治せず、思い余って西洋医学以外の治療を行なっている弟子(所長のことです)のもとを訪れたのです。

 流涙はひっきりなしにみられ、ハンカチが離せない状況でした。
綿花を利用した間接灸を目に行ないました。
モグサを大盛りにしたのですが、なかなか温かい感覚がでませんでした。
繰り返し目の間接灸を行なったところ、ようやく温かさがわかるようになり、目の周りの重苦しさが軽減してきたのでした。

 その後、全身の筋肉の異常なこりを軽減させ、仕上げに気診治療を行ないました。
恩師はすべてに厳しい方でしたが、この時はほめてくださいました。
その後夕食をご一緒したのですが、涙で苦労することはありませんでした。

 こういった話を書き込むと、綿花を利用した間接灸は涙を止めるのか!と誤解する方がでてきます。
この治療法ではドライアイも改善できるのです。
ドライアイは自律神経で考えると、交感神経が優位になった状態です。
恩師のように涙が止まらない状態は、副交感神経が優位になった状態です。
綿花を利用した間接灸は、自律神経を調節する作用があるのです。

 交感神経が優位ならば副交感神経を刺激するし、副交感神経が優位ならば交感神経を刺激して適度な状態に調節してくれるのです。

 青山・まだらめクリニック 自律神経免疫治療研究所 http://www.dr-madarame.com

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