古い知り合いが慢性疲労症候群に乳癌を合併しました [治療法]
かつて慢性疲労症候群の治療は、漢方治療だけで行なっていた時期がありました。
漢方治療しかやらせてもらえなかったのです。
それでもいろいろと工夫して治療してきました。
その黎明期に診察していた慢性疲労症候群の患者さんが、治らずに乳癌を合併したのです。
乳癌は7ミリ程度で、今すぐどうなるものでもありません。
疲労倦怠感と背中の痛みが辛い状態が長期に渡り続いていたのです。
かつての所長の治療では治らずに、あきらめて脱落していたのです。
今回乳癌が発見され、心細くなったため受診されたのでした。
薬物治療では効果がないため、痛む背中をマッサージしてもらっていたそうです。
マッサージしてもらうと少し楽になる、しかしやがて痛くなる。
この繰り返しで過ごしてきたそうです。
このやり方は最悪の治療法です。
痛む場所を刺激すると、直後は楽になります。
しかしそれを繰り返していると徐々に効果的な時間が短くなるのです。
やがては刺激した直後から激烈な痛みがでるようになるのです。
診察すると、冷えきった身体でした。
ご本人は温めているとおっしゃっておりましたが、非常に冷たい身体でした。
おなかにはガスが多く、腹部全体が太鼓のようにパンパンになっていました。
これだけでも背中や腰の痛みは治りません。
冷たい身体で胃腸の動きも悪くなって、全身の筋肉が硬くこわばった状態です。
こわばった筋肉のため、血液の流れが悪くなりさらに冷える悪循環となっておりました。
この悪循環を断ち切るために強力な加熱が必要です。
それが湯たんぽなのです。
疲労倦怠感が強くてお湯替えができない、とおっしゃいました。
お湯替えが難しいならば、電気あんかと併用してもいいのです。
お湯の熱量が長もちします。
また、驚いたことに薄着でした。
冷えきった身体で薄着の状態では身体の周囲に温かい空気の層が作れません。
ある程度身体を温め、重ね着してその温かくなった空気を身体周囲に保持すればいいのです。
湯たんぽだけでは解決出来ませんが、まず湯たんぽを使わない始まらないのです。
長くなりました。
背中の痛みについては、後日書き込みます。
青山・まだらめクリニック 自律神経免疫治療研究所 http://www.dr-madarame.com
漢方治療しかやらせてもらえなかったのです。
それでもいろいろと工夫して治療してきました。
その黎明期に診察していた慢性疲労症候群の患者さんが、治らずに乳癌を合併したのです。
乳癌は7ミリ程度で、今すぐどうなるものでもありません。
疲労倦怠感と背中の痛みが辛い状態が長期に渡り続いていたのです。
かつての所長の治療では治らずに、あきらめて脱落していたのです。
今回乳癌が発見され、心細くなったため受診されたのでした。
薬物治療では効果がないため、痛む背中をマッサージしてもらっていたそうです。
マッサージしてもらうと少し楽になる、しかしやがて痛くなる。
この繰り返しで過ごしてきたそうです。
このやり方は最悪の治療法です。
痛む場所を刺激すると、直後は楽になります。
しかしそれを繰り返していると徐々に効果的な時間が短くなるのです。
やがては刺激した直後から激烈な痛みがでるようになるのです。
診察すると、冷えきった身体でした。
ご本人は温めているとおっしゃっておりましたが、非常に冷たい身体でした。
おなかにはガスが多く、腹部全体が太鼓のようにパンパンになっていました。
これだけでも背中や腰の痛みは治りません。
冷たい身体で胃腸の動きも悪くなって、全身の筋肉が硬くこわばった状態です。
こわばった筋肉のため、血液の流れが悪くなりさらに冷える悪循環となっておりました。
この悪循環を断ち切るために強力な加熱が必要です。
それが湯たんぽなのです。
疲労倦怠感が強くてお湯替えができない、とおっしゃいました。
お湯替えが難しいならば、電気あんかと併用してもいいのです。
お湯の熱量が長もちします。
また、驚いたことに薄着でした。
冷えきった身体で薄着の状態では身体の周囲に温かい空気の層が作れません。
ある程度身体を温め、重ね着してその温かくなった空気を身体周囲に保持すればいいのです。
湯たんぽだけでは解決出来ませんが、まず湯たんぽを使わない始まらないのです。
長くなりました。
背中の痛みについては、後日書き込みます。
青山・まだらめクリニック 自律神経免疫治療研究所 http://www.dr-madarame.com
2016-03-30 19:01
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