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日本統合医療学会の報告 [その他]

 昨日は埼玉医大の鈴木先生が会長だった、第15回日本統合医療学会に出席してきました。

大宮にでかけるのは久しぶりでした。
数年前、たぶん2〜3年前に全日本針灸学会が開催されたときに、大宮に行って以来のことでした。

 この学会の特徴は医師だけではなく、看護師やそのほかの医療職、そして患者さんの参加があることです。

 前回は徳島での開催で、参加者が約500名と寂しかったのですが、今回は約700名の出席だったそうです。
かつて女子医大で主催した時には1,200名の参加者があったので、少し低調になっているかと危惧しております。

 西洋医学の学会では万の単位の参加者のある学会もありますから、こじんまりとした会ですね。

 所長はポスターの一般演題と展示を中心にみてきました。

 サプリメントの展示では、患者さんの求めに役に立たないようなデータしか持っていない業者しかいないのは残念でした。

 もう少し工夫したデータをだせば、良い効果があるように表現できそうなものがありました。
有望そうなメーカーに多少のアドバイスをしてきました。
むこうは迷惑だったかもしれません。

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今年最後の書き込みです。 [その他]

 2011年は日本にとっては特別な年でした。

3月の大震災以来、日本人は変わったのでしょうか?
あるいは全然変わっていないのかもしれません。

 個人的なことですが、親族が津波の被害にあったこともあり、この津波の意味を考えるようになりました。

 気の医学会、人体科学会第2回サロンではこの津波や大震災の意味を考える機会を作っていただきました。

 都内での直下型地震は避けられないことのようですが、単純に防災だけの問題ではなく、被害を少なくする工夫はいろいろなことで可能なようです。

 来年は本来のこのブログの目的から、はずれるかもしれませんが、その方面の話題も盛り込むかもしれません。

 身体だけではなく、心に深い傷を負った方は多いと思います。

その方面の治療法も進んできました。
来年は形にできるレベルに持っていきたいところです。

 今年仕上がった治療法もできましたが、発展途上の治療法もできました。
来年はさらにパワーアップして参ります。

 みなさま、よいお歳を!
青山・まだらめクリニック http://dr-madarame.com/

気の医学会:年次大会のお知らせ [その他]

 気の医学会は発足してから22年目を迎えます。

 医療に気功が使えるか、使えるとしたらどのような方法があるか、ということから始まりました。
その後、現在の言葉では西洋医学以外の治療手段、いわゆる代替医療の研究をする団体として歩んできました。
 その過程で多くの医師、療法士、その他の領域の方々との出会いがありました。

 メンバーは医師に限定されてありますが、年次大会は興味のある方には広く門戸を開いております。

今年は、いや来年でした!
 2012年2月26日(日)東京女子医科大学の臨床講堂II を会場に開催されます。

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気診研究会開催 [その他]

 これまで何度か気診治療のことは書き込んできました。
来年のことは鬼が笑うようですが、気診研究会の開催をお知らせします。

 2012年2月19日(日)兵庫県加古川市で、気診研究会が開催されます。

興味のある方は気診研究会ホームページをご覧ください。


http://www.qishin.com/index.html

体質改善とは何か? [その他]

 一般的に、体質とはよく使う言葉です。
しかし、医学的に『体質』に関して、明確な定義はありません。

実は昭和40年頃に『日本体質学会』という学会が発足したのです。
当時の日本を代表するような医師が集まり、1年間かけて『体質とはどのようなものか?』という議論をしたのです。

 しかし、結論がだせなかったのです。
議論すればするだけ、いろいろな意見・反対意見がでて、まとまらなくなったのでした。
しかたがないので、『いわゆる体質』という表現をすることになったのです。

 その『日本体質学会』も会員数が減少して、解散してしまったのです。

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自律神経のバランス [その他]

 自律神経は交感神経と副交感神経からできています。
片方が仕事をすると、片方は休む関係にあります。

息をすることはお休みしたら死んでしまいますので、本人の意識などとは無関係に身体をコントロールするようにできているのです。

 身体は、長い進化の過程でいろいろな機能を持ってきました。

自律神経はそのなかでも大切な身体を維持するための機能を担っています。

 さて、今回のテーマは交感神経と副交感神経のバランスについてです。

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リンパ球の絶対数の算出法 [その他]

 このブログを訪問してくださる方の検索ワードを見ていたら、白血球2,500、リンパ球29%という表示がありました。

 白血球の数は2,500個です。
そのなかのリンパ球が29%ですから、リンパ球の絶対数を計算すると
   リンパ球の絶対数=2,500(個) X 29(%) / 100 = 725 個

となります。

 リンパ球減少症は一般には1,000個以下を指しますので、この方はリンパ球減少症の状態です。

リンパ球数を増やすことは、従来はその方法がないとされていました。

 しかし、簡単に増やせるのです。

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紹介状を書かない、こと [その他]

 このブログを訪問された方の検索ワードをみていたら、標題の『紹介状を書かない』が目に留まりました。

 所長は9月まで某医科大学で仕事をしていました。
自然医療を実践する部署におりました。
 外科で乳癌と診断された患者さんが受診したいから、所長宛に紹介状を書いてください、と担当医にお願いしたところ、『教室の方針で、その部署には紹介状を書けない』と言われた事件(!)がありました。

 実はその教室の前任教授が、大学の方針としてその部署の設置を決めた方だったのです。

その後継者はその事情を知ってか、知らずにかそのような対応をしているのです。

 結局その患者さんは紹介状を持たずに受診されました。

 根本的には所長のような診療スタイルでは、紹介状はあった方がよいのですが、絶対になければいけない、というものではありません。

 西洋医学しか医学として認めない医師は、日常的に会話をしていればおおよそ見当がつくと思います。

西洋医学だけが医学と考えるガチガチの医師に紹介状を書いて!と言っても、下手をすればご自分が不愉快な思いをするだけです。
そのときは紹介状なしで、希望する施設を受診なさることをお勧めします。

 http://dr-madarame.com/

常識のウソ [その他]

 
 世の中にはもっともらしいことが常識とされてはいますが、本当に調べてみるととんでもない間違いはかなりあります。

 医学の領域でも、外傷などでキズがついたら一生懸命、毎日消毒してきましたが、実は真っ赤な間違いであったことがいまや常識となりつつあります。
 ようやく再生した皮膚を消毒と称して壊して、治癒を遅らせてきたことが判明してきております。

 医学に限らず、いろいろな領域でこのようなことが日々に発見されているのかもしれません。
このような事実が積み重なると、もう少し経つと世の中が変わるかもしれません。

本日の書き込みでは当たり前のこととされている、『頭寒足熱』についてです。

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12月の気の医学会セミナーの報告 [その他]

 12月3日気の医学会のセミナーがありました。
 今回は直前に会員である東京医科大学名誉教授藤波襄ニ先生が急逝され、黙とうを捧げてからセミナーが始まりました。
 謹んで藤波先生のご冥福を祈ります。


 今回のセミナーは会員である松岡先生の震災をめぐっての講演でした。
松岡先生は静岡市在住の内科医、元整形外科医。
さらに病気と気象の関係に気づいたことから、気象予報士の資格までとった方です。

 原子力に関係している研究者が何を話しているか総括的にまとめてくださいました。
ここでは詳細に報告するのは控えておきます。
また、原発事故後の風の流れなどを日本の気象庁の発表だけではなくドイツ、スェーデン、ノルウェーなど各国で発表したデータを示してくださいました。

 日本の発表が小出しで手遅れの発表だったことが再認識されました。

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