冷えの改善は湯たんぽだけでは不十分なことがあります [冷えの改善法]
これまでに冷えとは何か?対処法はどんなことがあるか?などについて書き込んできました。
冷えは医学用語ではなく、日常生活の言葉です。
難病治療の際にはこの冷え対策なくして、
治療効果はあがらないことを実感しております。
冷えを改善させるためには湯たんぽは強力なアイテムです。
しかし、その効果が及ぶのは身体の周辺までに限られております。
室内環境にまでは効果が及びません。
居住空間が寒い場合には冷えを改善させるのは難しくなります。
特に問題になるのが寝室の気温です。
寝ている時間帯に冷たい空気を吸っていると身体が冷えるでしょう!
寝ている時間は7-8時間とすると1日のうち、1/3は寝室にいるはずです。
この時間が冷えを改善させることになるのか、増悪させることになるのかでは大きな差がでてきます。
布団の中で寝ているので、寝室が寒くても問題ないと考えている方は多いのです。
しかし、冷たい空気をオールナイトで吸っていると身体が冷えてきます。
寝室の気温を測定する必要が高いのです。
最低でも15度は必要です。
WHOでは数年前に寝室の気温をある程度維持することで
心疾患や呼吸器疾患の発病を予防できると勧告を出しております。
18度や20度程度に維持することを勧めております。
実際に20度まで寝室の気温を上げると暑くなり、布団をはいで却って冷えることが多かったので
15度を目安に暖房を入れていただいております。
最近のエアコンの暖房設定では16度が最低温度のことが多いので、
エアコンを16度に設定して終夜運転していただくことを勧めております。
切りタイマーで数時間で暖房を止める方が多いのですが、冬では明け方に寒くなることが多く
冷えの改善にはつながりません。
ある程度気温が保たれていれば暖房は入りませんので、寒い期間はこのようなエアコンの使い方をお勧めします。