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アトピー性皮膚炎の治療効果 [治療効果]

 当クリニックのHome Page にはアトピー性皮膚炎に対する治療効果を載せていませんでした。
アトピー性皮膚炎には刺絡が効果的なのです。
かつて所長が医学部の学生だった頃、皮膚科では慢性的に経過した皮膚疾患は治らないと習いました。
皮膚が厚くなり、治らないのです。
皮下に線維が増えるため、皮膚そのものが厚く、ゴワゴワした感じになるのです。
苔蘚化と皮膚科ではよんでおります。
しかし、この苔蘚化も刺絡では治せるのです。

初めて苔蘚化が治ったのを目の当たりにしたときは、嬉しくて涙がでそうでした。
意外とこれまでに漠然と信じてきた医療情報には間違いが多いのでは?と疑いの目でみるようになりました。

 なかでもアトピー性皮膚炎はステロイドを使わないと治らない、主張する皮膚科医が多いのですが、実際にはそんなことはなかったのです。
石けんを使って身体を清潔にし、石けん分を身体には残さないようにするだけでも皮膚の状態は改善するのです。
アトピー性皮膚炎の患者さんは石けんを使うと悪くなる、と経験的に知っているのです。
しかし、実際には石けんそのものが悪いのではありません。
石けん分が身体に残ると、毛穴に存在する細菌が増えて皮膚の状態が悪くなるのです。
そのため、石けんそのものが悪者にされているのです。
実際にはアトピー性皮膚炎に場合には、石けんの使い方に注意しなければいけないのです。
一通り石けんで身体を洗ったら、まずはしっかりと石けん分を洗い流します。
浴槽に浸かったら、身体を手のひらでなでまわしてヌルヌルするかを調べます。
ヌルヌルしていたら、石けん分が残っている証拠です。
さっきの洗い方では不足があったのです。
浴槽の中でよいので、身体表面のヌルヌルのない状態にするため、皮膚表面を撫で回しましょう。

こうして皮膚の清潔を維持し、刺絡治療+気診治療を受けると急速にアトピー性皮膚炎は改善していきます。
自律神経免疫治療でアトピー性皮膚炎の治療をした医師では、福田 稔先生が最も多くの患者さんを診たのです。
福田 稔先生のデータでは、アトピー性皮膚炎の95%は治癒しております。
残りの5%は何故治らないか?

 きちんとしたスキンケアができていない患者さんでした。

 青山・まだらめクリニック 自律神経免疫治療研究所 http://www.dr-madarame.com

がん患者ですが 刺絡療法はよいですか? [治療効果]

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刺絡とは聞き慣れない言葉です。
針治療の一種で、紀元前からの歴史がある治療法なのです。
安全性に優れた方法であることがそれだけで判ります。

 刺絡はよく効きます。
通常の長い針を使う針治療と比べると、刺激の程度が強力であること・刺激の量のコントロールが用意であること・安全性が高いことを理由に、当クリニックでは刺絡を他用しております。

 当クリニックでは、かつては長い針も使っておりましたが、いろいろな病態で長く針を深く刺す治療法で症状が増悪することを発見してからは、長い針はほとんど使わなくなりました。

 刺絡の最大のメリットは瀉血です。
経絡的には瀉血が最強の刺激とされております。
日本の法律では針灸師が瀉血すると、逮捕されます。
法律では、瀉血は外科的処置の取り扱いをされておりますので、針灸師は無資格診療として、医師法違反で逮捕されるのです。

刺激の持続効果も期待出来る優れた治療法の一つとして、刺絡を使っております。
皮膚表面を傷つけるのが刺絡です。
そのキズが治るのにある程度時間が必要です。
刺激の持続時間が長いという理由です。
皮膚を傷つけるといっても、メスで切るようなキズではありません。
注射の針の先端で軽く叩くような刺激なので、肉眼では判らない程度のキズです。

 うっ血が多いとジワジワと出血することもあります。
初めてこの現象をみた時には、皮膚の下にはこんなにも余計な血液が貯まっているのだと驚きました。
肉眼では何の変哲もない皮膚ですが、皮下には秘密が隠されているのです。

 癌がリンパ節に転移した場合には、リンパ節そのものを刺激すると縮小する効果があります。
癌患者さんには刺絡単独の治療ではなく、自宅でも自分自身で治療できる綿花を利用した班目式間接灸を覚えることをお勧めします。
このように二本立てで治療すれば、治療の頻度が高まり治癒する確率が高くなるでしょう。

 かつては癌治療にはこの領域の治療法は効果がでない、といわれておりました。
しかし、それは全くの誤解だったのです。
単純に治療の頻度が少なかったから効果が持続しなかったのです。

 青山・まだらめクリニック 自律神経免疫治療研究所 http://www.dr-madarame.com

二重にみえる [治療効果]

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物が二重にみえることを複視と呼びます。
多くは交通事故などの外傷後にみられることがありますが、脳腫瘍でもみられることがありますので、CTなどでの精査が必要な状態です。

 脳腫瘍がなくてよかったと喜んでばかりはいられません。
物が二重にみえるのは大変な苦痛です。
非常に疲れます。

 複視を取り扱うのは眼科ですが、効果的な治療法が存在していないようです。

 当クリニックでは、複視には綿花を利用し班目式間接灸を行い、成果をだしております。
初めて複視を訴える患者さんの治療をしたのは、まだ東京女子医科大学附属青山自然医療研究所に在籍していた時代の話となります。
肩こりが辛く、寝付きが悪いという訴えの改善を目的として、綿花を利用した班目式間接灸を行なった直後のことでした。
「はっきりみえる!」という感想は珍しくはなかったのですが、10年前の交通事故後から複視に悩んでいたそうでしたが、たった1回の班目式間接灸で治ったのです。

その後約7年経過しておりますが、再発はありません。
なんらかの原因で、眼球を動かす外眼筋が極端にこると複視がでてくると推測しております。
眼球を圧迫すると、ものがずれて二重にみえます。
このようなことが長時間に渡って持続してるのが原因の一つと考えます。

この病態を改善するには班目式間接灸が最善の方法と考えております。

 青山・まだらめクリニック 自律神経免疫治療研究所 http://www.dr-madarame.com









癌抑制遺伝子の話:当クリニックの治療で遺伝子も変化する [治療効果]

 発癌物質とはよく耳にします。
長年そういった物質に暴露されると、癌を引き起こすものが発癌物質とされております。
物質レベルではそのような危険なものがあります。
カビの生えているものを食べると癌を引き起こす、焼き魚のコゲも胃癌になるといわれたのも発癌物質と考えられたからです。

 発癌を促進するのではなく、逆に発癌を抑制する発癌抑制物質もあるはずです。
野菜にはそのような発癌を抑制したり、癌化した状態から健常な状態に戻すような有益な成分があることが判っております。

 今回取り上げるのは、発癌を抑制する遺伝子についてです。
その中でも臨床的に応用されているのが、P-53遺伝子です。
この遺伝子は癌を抑制するのに役立つことが知られております。

 遺伝子そのものを測定するのは難しく、またコストが高くなります。
そのため、現在では抗体を測定するようになっております。
癌の患者さんでは、抗P-53抗体が高いことがあるのです。
これはP-53遺伝子が働いていないことを意味します。
このような状況ではリンパ球が少ないことが普通にみられます。
免疫の状態もよろしくないことを意味します。

 当クリニックでは、湯たんぽなどを活用して身体を加熱し、注射の針を利用する刺絡・綿花を利用する班目式間接灸・針やモグサの替わりに”気”を使う気診治療の組合わせで治療しております。

 このような治療を繰り返すと、高かった抗P-53抗体の値は低下して、陰性化してくるのです。
つまり、癌抑制遺伝子が働かなかった状態から、活発に働くようになるのです。

 通常はリンパ球が増えてから、数ヶ月経つと抗P-53抗体が低下・陰性化してきます。
遺伝子まで変化するには少し時間がかかるのです。
体調がよい状態がある程度の期間続くと、遺伝子の状態まで変化してくるのです。

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お灸 効果 [治療効果]

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このブログではお灸の効果を報告することが多いので、お灸が検索ワードに入るとこのブログが
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 お灸の効果は何かと問われれば、副交感神経の強力な刺激が可能と答えます。
しかも、自分自身で出来る治療法なので、治療の頻度が高くなるというありがたさがあります。
これまでは、いわゆる代替医療はあまり効果がでないものと考えられてきました。
しかし、実際にこのような医療を本気でやると、これまでにない効果がでることが判明しております。
さらに治療の頻度が高くなれば鬼に金棒状態です。

 病気の多くは交感神経優位のことが多いのです。
湯たんぽを使い身体を加熱・保温すると副交感神経優位の状態になります。
さらに筋肉の異常なこりをほぐすと、副交感神経優位の状態が一層強まるのです。

 ヤケドするようなお灸のやり方は勧めません。
ヤケドなどしなくとも、病的状態を改善させることは可能なのです。
そのため、当クリニックのお灸はほとんどが綿花を利用した間接灸で行ないます。
直接灸を勧めることは例外的ですが、必要な場合には勧めます。

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側弯の患者さんの話 [治療効果]

 76歳の女性が受診しております。
主訴は肩こり・首こり・背中から腰にかけての苦しさ。
長年にわたり上記の症状が続いておりますが、いろいろな医療機関・針治療・整骨などを受診してきましたが、思わしくない状況でした。
最後の頼みとして、当クリニックを受診されたのでした。

診察すると、手足の冷えが目立ちます。
下腹部・側腹部・臀部の冷えも目立ちます。
首・肩・背中・腰・臀部の筋肉の異常なこりがみられます。
特に左の腰にはソフトボール大の筋肉の異常なこりがありました。
これでは相当に辛い毎日だったろうと推察できます。

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治療の目的は? [治療効果]

 時々、病気が治らないならば治療は受けない、とおっしゃる患者さんがいらっしゃいます。
病気は、病気を治そうとしても治りにくいようです。
毎日体調がいい状態で暮らしていると、病気は勝手に治ってくるのです。

 当クリニックの治療の目標は、快適に毎日の生活ができるようになることです。
そのためには、治療する者が頑張っても、変えることができないものがあります。
例えば夜更かしの生活が当たり前になっていたり、ご飯を食べるのが早食いであったりは、誰も治せません。
それはご本人がやるしか改善できないことですが、それを改善しないと病気の改善は遅れます。
患者さんご本人でなければ改善できないことは沢山あります。
少しづつでも治していくと、病気そのものも早く治る方向に向くのです。

うまくいけば、自分自身で病気を治せるようになるのです。

 刺絡や気診治療などは二の次ということも多いのです。

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膵臓癌の末期的状態の患者さんの話 [治療効果]

 膵臓癌のため、手術を受けた患者さんが受診しております。
患者さんは75歳の男性です。
3年前に手術を受けましたが、肝臓や腸管に転移した状態であることが定期検査で発見されたのです。
腹部にはガスが多くみられ、打診では腹部が太鼓のような音をたてます。
超音波検査では腹水もみられたようです。

身長は178センチあり、この世代では長身です。
しかし、食欲が低下し体重はどんどん減ってきて、今では50キロないかもしれないとおっしゃってました。

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首のスジを押すと何が変わるか? [治療効果]

 拙著『「首のスジを押す」と超健康になる』を出版してから、いくつかの取材を受けました。
拙著には首のスジを押すと迷走神経の刺激になる、と記載しておきました。
それまでの臨床経験からの推測だったのです。
首のスジを押して刺激した直後に、おならが大量にでた患者さんがいらしたのです。
便秘で苦しんでいたことはおっしゃいませんでしたが、肩や首がこるという自覚症状を訴えたので首のスジを刺激したのです。
肩や首は直後から楽になりましたが、同時にトイレに駆け込む必要があったのです。

大量のおならがでたのでした。
翌朝には気持ちよく排便がみられ、すっかり首のスジもみにはまった患者さんがあったのです。

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肺癌で頚部リンパ節に転移した患者さんの話 [治療効果]

 62歳の男性が肺癌のために受診されました。
発見されたときには転移のため、手術は適応がありませんでした。
やむを得ず抗癌剤の治療を受けたのですが、残念ながら効果はありませんでした。
効果がないどころか、頚部のリンパ節はどんどん大きくなり、肺そのものにも癌が拡がったのでした。
奥さまがいろいろ調べて当クリニックを探し当てたようです。

大阪の患者さんでしたので、1週間滞在し、毎日30分の治療を受けました。
初診時には身体の冷えがありましたので、湯たんぽで加熱する必要性を説明しました。
翌日から本格的に治療を開始しました。
頻回に受診するのは無理な距離ですので、綿花を利用した間接灸で治療しました。
お灸を覚えていただければ自宅でも治療できるだろう、という判断です。
お灸だけでは不十分ですので、最後に気診治療で仕上げをします。

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