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冷えのぼせの話 [病態]

 寒い日が増えてきました。
最近は朝は寒いのですが日中の気温が高く、冷えのぼせの症状のある方には辛い時期になってきました。
この冷えのぼせをテーマに本日夕方のスーパーJチャンネルというテレビ番組でコーナーを設けるそうです。

 所長が一瞬だと思いますが、登場します。
このブログでも何度も取り上げておりますが、湯たんぽ美人も画面に登場するはずです。

 冷えのぼせの対策・対処法を説明する役目でした。

 青山・まだらめクリニック 自律神経免疫治療研究所 http://www.dr-madarame.com

眼底出血について [病態]

 これはこのブログを訪問してくださった方の検索ワードの一つです。
所長はもともとが消化器内科が専門だったのですが、いまでは治療の専門家になっております。
しかし、このようなバックグラウンドがあるため、眼科関連の症状・病態を治療する頻度は専門の眼科医と比較すると、お話しにならないくらい少ないのです。
しかし、眼科ではどうにもならなかった病態が改善するという経験は結構あるのです。

 まぶたの痙攣・眼瞼下垂・まぶしさ・目の奥の重苦しさや痛みなどは眼科では改善を期待出来ない症状かもしれません。
しかし、所長は改善させることができます。
所長は白内障の手術はできませんが、白内障の予防はできます。
綿花を利用した間接灸が効果的なのです。
白内障に限らず、まぶたの痙攣・眼瞼下垂・まぶしさ・目の奥の重苦しさや痛みは
綿花を利用した間接灸が効果的なのです。

 眼科はなくてはならない大切な科ですが、眼科だけで解決できないこともあるのです。
今回の話題は眼底出血の話です。

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乳癌で大円筋が痛くなる? [病態]

 これはこのブログを訪問してくださった方の検索ワードの一つです。
大円筋とは聞き慣れない筋肉の名前ですが、わきの下を形作る筋肉の一つです。
この筋肉は意外なことに肩こりに関係が深いのです。

 戦前から戦後にかけて活躍した澤田 健という高名な針灸師がおりました。
この先生が肩こりに使っていたツボが大円筋の上にあるのです。
簡単にこの質問に答えると、乳癌に限らず肩関節に負担がかかると大円筋の痛みがでてくるのです。

 治療はどうするか?
大円筋のこりをほぐせばいいのです。
痛くてたまらない局所を外して、周辺を刺激してもよろしいし、筋肉の起始停止を考えればより質の高い治療になります。
そのため、意外なポイントで症状が改善するのです。

 青山・まだらめクリニック 自律神経免疫治療研究所 http://www.dr-madarame.com

体質改善について [病態]

 何気なく体質という言葉を使いますが、何を体質と呼ぶのか?と考えると非常に難しい問題です。
かつて日本体質学会という学会がありました。
当時の所長は小学生でしたが、新聞にその学会が発足した旨の記事を発見しました。
1年かけて、体質とは何かを議論するとの記載がありました。
学会の発起人は、当時の錚々たるメンバーだったのです。

結局1年経っても、体質とは何か?を定義できなかったのです。
それほど体質とは難しい内容の言葉なのです。
その学会ではやむを得ず、いわゆる体質ということで用語を統一したようです。

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指先が赤い [病態]

 これはこのブログを訪問してくださった方の検索ワードの一つです。
指先が赤いのはそこに血液がいっぱい存在することを意味します。
血液がたくさん存在するのは悪くはないのですが、流れが悪いと困ります。
つまり、うっ血が多い状態ではだめなのです。
血液は常に新鮮なものが供給されないと、健康状態には不都合な状況になるのです。
指先や手のひらが異常に赤いのはそのような状況を疑います。

 ではどのように対処するのか?
赤くなっている局所よりも、心臓に近い場所で血液の流れがせき止められている可能性が高いのです。
そこを改善させれば解決の方向に向かいます。
その治療手段として、刺絡・気診治療・綿花を利用した間接灸などがありますし、湯たんぽによる加熱が必要なことも多いのです。

 湯たんぽの利用法は加熱するだけではありません。
この話はこの次にでも書き込みます。

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乳癌全摘後肋骨に痛み [病態]

 これはこのブログを訪問してくださった方の検索ワードの一つです。
乳癌の手術後で何らかの症状がでると、転移か!?と心配になります。
ある程度検査してあれば転移による症状ではない、と診断が出来ます。
転移でないならばなぜでしょう?

 全摘手術では大胸筋が切除されますので、それまで大胸筋が担っていた筋肉の仕事を他の筋肉がしなければいけなくなります。
胸側では肋骨の間にある、肋間筋に負担が増えるのです。
そのために肋骨付近の痛みとして感じるのです。

 このような症状があると、転移では?と不安になると思います。
そうではなく、上述の病態が多いのです。

 このような肋間筋の負担を軽減すれば、この症状は改善出来ます。


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手の打撲のシップはいつまで? [病態]

 これはこのブログを訪問してくださった方の検索ワードの一つです。
一般的に打撲の場合には湿布薬を処方されることが多いですね!
医学部の学生時代には外科総論という講義がありました。
創傷治癒に関する基礎的なことを学ぶのです。

外傷(手術を含む打撲やケガなど)を受けたら、1週間は冷やせ!その後は温めろ!と習います。
学生時代からこのように刷込まれますので、何の疑問も持たずにそうすることが正しいと信じている医師が圧倒的に多数なのです。
湿布は根本的には冷やす薬なのです。
打撲でみられる内出血は、冷やしたら吸収が遅くなります。
内出血の影響が長く続けば、内出血のために痛みが長引きます。
治療している医師はその他の治療法をみてないので、こんな程度の治り方が当たり前と思っているのです。

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指先が赤い [病態]

 これはこのブログを訪問してくださった方の検索ワードの一つです。
指先が赤いだけではなく、しびれや痛みを伴うことが多いようです。

この現象は指先までに血液は十分に流れるのですが、その血液が心臓に戻る量が減った状態なのです。
心臓から指先までの、途中で血液の流れが阻害された状態でもあるのです。
指先に余分な血液が貯まるために、指先の色が赤くなります。
ある程度血管が拡張するために、指先の神経を刺激するものですからしびれや痛みがでてきます。

痛み止めの薬を使うとその薬の副作用で血液の流れが悪くなり、症状が増悪するのです。
そのため指先の赤みはもっと程度が悪くなり、痛みも増悪するのです。

対策としては二の腕付近の冷えを改善し、上肢の筋肉の異常なこりを改善・解消させることです。
具体的にはこのブログでもよく書き込みますが、綿花を利用した間接灸が大切な治療手段となります。

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インフルエンザの予防接種は効果がない!とネットで言われております [病態]

 ここ数日来、インフルエンザの予防接種は効果がない、とするネット記事が沢山でておりました。
もともとインフルエンザのワクチンを作るには時間がかかりますので、今度流行するだろうインフルエンザのタイプを予想して作るのです。
外れる可能性の方が高い、といったらワクチンを製造している方に失礼かもしれませんが、一方の事実です。
そのため、インフルエンザのワクチンは単年で施行するのではなく、5〜10年間は毎年受けてようやく効果が出るといわれてきていたのです。

また、予防注射をするときには注射の針を刺しますが、この針刺激だけでも免疫力があがることはよく知られた事実なのです。
これは非特異的免疫の向上という名称があるのです。
ワクチンで免疫をつけるのは特異的免疫なのですが、対象がはっきりしないのですが、全体的には免疫の状態がよくなりますので、非特異的免疫が向上するのです。

 今年受けたインフルエンザのワクチンは、効果がすぐにはでない可能性は高いと思います。
しかし、5〜10年単位で考えるとある程度の効果は期待できますので、当クリニックではインフルエンザの予防接種をお勧めしております。

 青山・まだらめクリニック 自律神経免疫治療研究所 http://www.dr-madarame.com

こわばりの対策 [病態]

 今年の寒さは半端ではありませんね!
これだけ寒くなると、関節リウマチの患者さん以外でも朝のこわばりがでてくることがあります。
こわばりは起床時にはありますが、時間の経過とともに軽減してくるのが普通です。
なぜこわばりが起きるのでしょう?

それは身体が冷えるために、局所に水が貯まりやすくなるのです。
冬の寒い日に、室内で暖房を入れると窓は結露します。
それと同じ現象が身体でも起きるのです。
特に手指が曲げ難くなり、こわばるのです。

ではどのようにすればこわばりが改善するのでしょうか?

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