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湯たんぽ 夜中 あせびっしょり [冷えの改善法]

 これはこのブログを読んだ方の検索ワードの一つです。

就寝時に湯たんぽを使うのはよくやることですが、汗をかくほど温めることは賛成しません。

発汗すると気化熱のために、かえって身体が冷える可能性が高いのです。

汗をかくということは湯たんぽのお湯の温度が高すぎるか、寝室の気温が高い可能性があります。


このような方は入浴前に身体を温めてから入浴するだけで、冷えが改善するする可能性が高いと考えます。

ある程度冷えているので就寝時に湯たんぽを使っていらっしゃると考えます。

冷えた身体で入浴しても、身体の芯まで温まる前にのぼせてしまうことが多いのです。

表面的には温かくなっても、暖かい状態が長続きしない状況となっている可能性が高いのです。


 どうぞご無理のないような温め方をしてください。

せっかくの努力が報われないのは勿体ないです。



   


 


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半年以上水様の下痢が続く患者さんの話-2

 標記の患者さんのその後の状況です。

湯たんぽ美人を使い、身体を温めた患者さんの排便の頻度は確実に減りました。

便そのものは下痢ではなくなり、形があるように変わりました。

10回程度の排便の頻度は半分以下に減りつつあります。

後になるにつれ7回、5回、3回と確実に改善してきました。


 しかし、手の温度を測定すると、指紋の温度は当初の22-24度ではなくなりましたが、まだ27-30度程度です。

足先も冷たい状況です。

身体を温めるにはまだ相当の努力が必要な状況です。

ただし、本人の感覚ではかなり改善してきたことが実感できております。

心配なのは、冷えの改善はまだ完全ではないのですが、本人の感覚的には相当に改善していると誤解して、

身体の加熱・保温を怠ることです。


 ここで身体の冷えの改善が十分に行えないと、時間の経過とともに再び水様の下痢がぶり返す可能性があります。

症状が改善した後で再び困った症状が出ると、精神的にも辛いものがあります。

最悪の状況は脱出しましたが、まだ底辺の状態であることを知っておかないといけません。


 このような説明をしております。

さらに身体的には、背中から腰にかけて筋肉の異常なこりが目立ちます。

背骨に対して拮抗筋である肋間筋や腹直筋にもこりが目立ちます。

これらの筋肉の異常なこりを改善させるために膝のツボ刺激を行いました。

綿花を利用した、まだらめ式間接灸での刺激です。

膝付近のツボが温かくなる程度の刺激で、体幹部の筋肉のこりはほぼ解消しました。


 他にもいくつかのツボ刺激を覚えていただき、仕上げに気診治療を行いました。


 水様下痢がこれまで受けていた治療法では改善せず、絶望的な気分になっていた患者さんですが、

希望が出てきたとおっしゃって帰宅されました。





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半年以上水様の下痢が続く患者さんの話 [具体的な症例]

 標記の患者さんが受診しました。

昨年の6月から水様の下痢が続いており、体力が低下して仕事にも支障が出ている50代の女性患者さんです。

近医だけではなく、いろいろな病院・クリニックを受診されておりました。

たくさんの検査を受けて、全て異常なしという結果です。

一般的に下痢に効果的とされる薬を長期に渡って処方されておりますが、効果が乏しいそうです。

血便は出ておりません。

体重が10キロ以上減ってきております。

女性の10キロですから、かなり大変です。

衣服が合わなくなって、色々と買い替えが必要になったほどです。


診察すると、冷え切った手足です。

非接触型遠赤外線放射温度計を使ってみると、手のひらの中央部では32度しかありません。

しかし、驚くべきことには各指の指紋中央部の温度は22-24度しかありませんでした。

手のひらの中央部でも温度が低いのに、そこからわずか10センチか15センチしか離れていない指紋の温度が10度近くも温度が低いのです。


 手だけの問題ではなく、身体の隅々まで十分には血液が流れていないことを意味します。

当然のことですが、腹部にも十分には血液が流れていないと考えざるを得ません。

そのために水様の下痢が続いていたものと考えられます。

湯たんぽ美人を使って身体を温めると、気持ちがいいとおっしゃいます。

これだけ体表面の温度が低いのは珍しいことではありませんが、その程度はかなり重症と考えております。

せっかくご飯を食べても消化吸収されにくい状況が続いていたと推測されます。

ご飯だけではなく、薬を飲んで飲んでも吸収されにくい状況であったろうと考えられます。


 湯たんぽ美人を使って、内臓に十分に血液が流れるようにしなければいけない状況です。

少なくとも3時間に1回はお湯を沸かし直して、十分に身体を温める必要があります。

場合によっては1-2時間に1回程度はお湯を沸かし直す必要があるかもしれません。


 さらに身体を加熱した後の保温の方法・室内環境の改善・衣服の改善などについて説明しました。


同じような症状の患者さんは、これまでにたくさん診てきました。

最も酷かったのは潰瘍性大腸炎の患者さんで、1日に20回もトイレに行かざるを得ない患者さんがいらっしゃいました。

湯たんぽを使って十分に身体を加熱・保温したらすぐにトイレの回数が1日5回に減りました。


 その効果は身体が温まったか否かで決まります。


湯たんぽのお湯替えをするのは大変ですが、頑張った効果は必ず出てきます。








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あけましておめでとうございます [季節]

 2022年が始まりました。


久しぶりに出勤してきました。

年末は冷え込みが強かったので、クリニック全体がひんやりとしております。

暖房をつけ、クリニック全体を温めている最中です。


 診療開始は明日1月5日からですが、前日に暖房を入れておかないと一日ひんやりした感じが抜けません。

今朝は暖房を入れて、ルンバを回し年末・年始のホコリを掃除しております。


 新年という区切りがあります。

当クリニックも11年目に入りました。

ここで新たな飛躍を期し、これまでの治療の成果をまとめるつもりです。


 今年から新しい治療法を取り入れること・これまでに行ってきた治療法を改善すること、これが今年の目標です。




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